11位〜15位

11位 カー用品店の店員

レベル4の自動運転の普及とともにカーシェアリングが広がり、自分の車を持つ人が減る。
自分なりのアクセサリーをつけたり、タイヤ交換を個人で行う顧客が急激に減っていく。

12位 郵便配達員

政治的にも大きな影響力を持つため行政は人員削減に及び腰になるが、技術的には宅配便と同じ。
届け先の本人確認が必要な書留など以外の普通郵便は自動的に配達されるようになる。

13位 自動車修理工

マイカーを持つ人が激減するレベル4の時代になると、カーシェアリングの会社が一部の修理工場と契約を結ぶ以外は需要が減り、町中の普通の自動車修理工場は経営が厳しくなる。

14位 小規模駐車場のオーナーと管理人

レベル4の自動運転車がシェアされるようになると、目的地に到着した自動車は次の利用のもとに走っていくため、停めておく必要がなくなり、コインパーキングや駐車場が激減。

15位 個人向け格安自動車保険の業者

国もレベル4以上の自動運転車では事故があっても運転者に法的責任がなくなるとする。
とくに格安で個人から広く保険金を集める業態の格安自動車保険は、商品が成立しなくなる。

「週刊現代」2017年2月4日号より